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学会に行った。子供をみてもらいながら。 [育児]

もう先々週のことになる。学会に行ってきた。

最初は参加を迷っていた。
開催場所までは、片道2時間半ほどかかる。
参加時間帯を絞っても、やはり朝出て夜まで留守にすることになる。
発表者でも委員のたぐいでもなく、気楽な参加者の立場だから、どうしても行かなければならないというわけではない。
子供も小さいんだから、無理しないで週末くらい一緒にいなさいよ、という声も聞こえてきそう。
(そう、日程は土日の2日間。なぜか、この学会を含め、多くの研究会類は、週末を潰して開催される)
でも、やはり参加すれば、情報も資料も手に入る。共同研究をしている仲間に会って、ちょっとした打ち合わせもできる。

この週は、夫も、勤務先で開催される学術会議の時期に当たっていた。
平日も遅くまで忙しい。週末もいない。

こども園の土曜保育に預ける? いや、最長午後5時までだからお迎えに間に合わない。しかも土曜日しかない。
学会の保育室を利用? いや、片道2時間半、しかも途中都心で乗り換えなければならないという移動を、子供と一緒に2日連続でというのは、子供にも私にも負担が大きすぎる。

結局、また、実家を頼ることになった。
母は、また、はるばる四国から来てくれた。
というか、母が前もって「今度いそがしいんはいつな? 手伝いに行くで」と言ってくれていなかったら、学会参加は断念していたにちがいない。

しかし、子供は日に日にイヤイヤが激しくなってきている。前回来てくれたときよりも、はるかに難しい。夫も私もいなくて、母一人で丸一日、子供の世話、体力的に精神的に大丈夫だろうか。
心配していたら、夫が土曜日は家にいられることになった。助かった。夫は忙しいながらも家庭的な人で、子供の面倒も家事の分担もいとわずにしてくれるので、居てくれると本当に心強い。
日曜日は私が早めに帰ることにした。

学会一日目、土曜日。子供が母と朝の散歩に出た隙に、さっと出発した。
学会会場では、数々の興味深い研究成果を聞き、研究打ち合わせも無事にすることができたが、最後のセッションは途中であきらめて、帰途に。
家に帰り着いたのは、子供の夕食後・お風呂前の時間帯だった。
子供は比較的機嫌もよく、私の顔を見るなりにこにこと大興奮で迎えてくれた。
案の定、だっこ攻撃だし、寝るのはママとじゃなきゃイヤだし、だった。しかし夫と母に支えてもらって、家事の負担なく子供をみられた。余裕ができると、甘える様子も一段とかわいく感じられる。

学会二日目、日曜日。
子供は朝から様子がおかしかった。
朝ご飯いらないと言い、好きなものも全部イヤと言い、うえーん、ママ、だっこ、を繰り返す。
しっかりと抱っこしてやると、少し落ち着く。
私が抱っこしていないと、泣く。
時間ぎりぎりまで抱いていたが、最後は母が抱っこを代わってくれて、振り切るようにして出発した。
この日は第一日よりもさらに早く学会会場を辞去し、明るいうちに帰宅して、少しでも子供の孤独の埋め合わせをした、つもりだった。

しかし、翌月曜日。
子供はまたいつになくわがままをし、泣き、甘えた。朝はなんとか登園したが、夕方帰宅した後は離れられいほどだった。母がまだ居てくれたからよかったが、そうでなかったら夕食も何もどうなっていたことか分からない。
火曜日、母は帰った。子供の状態はすこしましになったが、やはり尾を引いた。
水曜日、私なりに思い切って、一時間早く迎えに行った。
実は木曜日は夜まで研究会があり、夫に頼んだ。
これからも、子供から離れる日と埋め合わせを繰り返していくと思う。

母親の役割と言い、一方で男女共同参画と言う、そのあたり思うこともあるけれども、そんなに突き詰める暇もないし、今は流して先に進む。
そんなことよりも、まわりの協力や理解があって、仕事ができていることに感謝。ありがとう。

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