SSブログ

(覚え書き)成都の本屋

成都の本屋事情について、覚え書きにしておこうと思っていたのだが、日中関係のごたごたが気になって書きそびれており、今更ながら。ただし、少数民族(特に言語に関わるもの)関係の本が手に入ると期待されるところで、自分の最近行ったところ限定。

成都では、近年の急激な開発に伴い、ずいぶん本屋の位置が変わってしまった。
また、中国の出版事情としても、少数民族言語関係の新刊が、ひところよりかなり下火になっているような印象を受ける。2000年頃は、大型の新刊書店でも、方言コーナーの一角に民族言語図書が並んでいたりしたものだが、ここ数年で、多くの大型書店からそういったコーナー自体がほぼ消えた。代わりに拡充されているのは英語学習や各種受験対策のコーナー。どこもトレンドは似ている。

goushu.JPG

高昇橋にある講書中心はそういった大型書店の代表格で、通常の書棚はあまり面白くなくなってしまった。ただ、N先生に教えていただいて知ったのだが、ここの店内に、書道道具売り場に隠れるようにして、「古籍書店」というのが入っている。少数民族関係の本も、少し入っていた。

koseki.JPG

また、最近、北大街に移転した、「書市」。本屋さんの集合ビルだ。

shushi_gate.JPG

この一角にある、この古本屋(↓)は、少数民族や言語に関する本も含めて予想外の品揃え。

shushi_furuhon.JPG

また、同じ「書市」内にあるこの本屋(↓)は、一見するとただの旅行書店なのだが、真ん中にかなりのスペースでチベット学コーナーがあり、チベット関係一般書に関してはかなり充実している。

shushi_ryokoo.JPG

チベットに関する本、特にチベット語で出版された本は、もちろん、武候横街、民大西門近くのチベット書籍店も。ただし言語研究の観点からは、新刊が出ないので、行ってもなかなか収穫が少ない印象が(あと、いつも行くので新鮮味を失っているのかもしれない)

もう一軒、数年前に市の中心部から市二医院の近くに移転した古本屋がある。すごい品揃えだけど取るものはきっちり取る。やり手の店長さんに、学生時代はずいぶん驚かされたなあ……。写真(↓)は、春先、目の前の道路が工事中だったときに撮ったもので、分かりにくい。

furuhon.JPG

とりあえず、今回書けるのはこれだけ。ブログ1回分に収まってしまって寂しい感もある。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。